【座長の休日】塩田千春展 @森美術館

皆さんこんにちは海端です。

久しぶりに私の休日ブログです。お待たせしました。(えっ?誰も待ってないって?とある劇団員から、入団前にみた座長ブログが癖があると言われましたが、癖があってなんぼでしょ!という今風の返歌で返したいとおもいます。) 

さてさて、本題に。本日は、念願の塩田さんの個展をみにいくことができました。3年前くらいに名前を知ったというにわかぶりですが、本当に本当に感無量でした!

塩田さんが、おっしゃる科学用語、例えばDNAやcell(細胞)をモチーフにした作品は、芸術と科学の架け橋になりたいと思っている私の価値観に大きく影響を与えるもので、共感できる気がして、ゾクゾク興奮しました。


ウォールという作品で人工透析に使われるようなチューブが身体中にまとわりつき、血液を循環させるのかと思いきや、逆流したりというものがありました。個人的主観としては、何かに対するもどかしさ、外界との隔たり、不自由さみたいなものを感じました。塩田さんがおっしゃっている「不在のなかの存在」という、高橋いさをさんの舞台をみにいってから考えるようになった言葉についても改めて深く考え、感じることができました。今回作っている演劇作品にも繋がる部分があるので、まだまだ考えたい。


赤い糸、黒い糸で紡がれる世界観、赤い糸のほうは、なんやら毛細血管のようだなと思いました。赤血球が押し寄せてきそうだ。興奮しすぎて、鼻血がでそうなので、落ち着いたらまだまだ深堀して考えたいと思います。


それでは。


●学芸員さんのお話今回の『静けさのなかで』(黒糸)制作期間は10人で10日間。全長(1本の糸にした場合)200キロメートル。東京-浜松焼けたピアノに関しては、2008年に作品作りのために焼いたもの、近くによると微かに焦げた臭いがするという人もいるそう。(私は、木のいいにおいだなと、通年鼻炎のため参考になさらずに)『不確かな旅』全長280キロメートル、東京-名古屋


※写真について作家名/作品名:塩田千春《不確かな旅》この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 – 非営利 – 改変禁止 4.0 国際」ライセンスでライセンスされています。

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