【座長の休日】ハーブティー舌火傷@井の頭公園
みなさん
こんにちは。海端です。
本日は、井の頭公園に来ております。
休日に公園に行くのが最近のマイブームになりつつあります。
井の頭公園というと私の中で哀愁を感じます。恋人と一緒にアヒルボートに乗ると別れるとか、なんとか。
昔々、持ちつ持たれつな関係の二人のカップルがおりました。
女はエレファントカシマシの「リッスン トゥ ザ ミュージック」を何度も何度もリピート再生していた。
いつかは別れるこの関係。。。付き合って間もなかったが、そんな気持ちがして、心の中の整理がしたかったのか。
また、そんな哀愁に酔いしれたかったのか。
そんなことはどうでもよく、女はアヒルボートに乗りたかった。
愛らしく滑稽なアヒルのボートに身を任せて、全身で二人っきりの時間を謳歌したかった。
しかしながら、恋人は人混みが苦手で、女の願いには応じようとしなかった。
アヒルボートへの思いをはせた魂がひとりでに、漂いはじめた頃、男が女に別れを告げた。
その魂が弔われることなく、今も水鳥のハミングと共に井の頭公園に共生している。
ひとりの人間がそれを見物に来た。海端美沙紀という人間だ。そいつは、ミントとローズマリーがブレンドされたリフレッシュハーブティーを注文、店員に言われた「4分後が飲み頃」の言葉に従い、ハーブティーをすする。
「っち」舌先が痺れた。痛みで、舞台の場転のような感覚になり、すりガラスだった空気感が、クリアな視界に変わった。
これが、リフレッシュというものか。
リフレッシュは、もしかしたら痛みが伴うのかもしれませんね。
そんなことを休日に感じた海端でした。